東京から1時間20分ほどで、自然たっぷりの群馬県新田郡藪塚本町にある東武桐生線の藪塚駅に到着します。 天気も良く、とても暑い一日です。

  駅に到着後すぐ、車に乗って5分ほどの、藪塚温泉に行きました。 温泉は、とても綺麗で、露天風呂からは遠くも望め、気持ち良く入浴できました。

 温泉を出て、宿舎となる「群馬県立東毛少年自然の家」に向かいます。 たくさんの木々に囲まれた、小さな山の中腹にあります。 宿舎の横には、ムクゲ(無窮花/무궁화)も咲いています。

  本来は200人ほどが泊まれる宿舎ですが、今回は我々10人の貸切状態です。 広い食堂も、たったの10人で、テーブル一つを使って食事をしました。 小中学生向けの施設のため、食事の内容も、ハンバーグや、魚のフライ、焼きそばなど、子供達に好まれる料理です。
食事の量も、たっぷりあり、皆さんお腹いっぱいになったようです。

  お腹いっぱいになった食事の後には、会話もはずみます。 いつもの交流会とは違った場所で、たくさんの話をしました。

  子供向けの施設のため、食事の時にはお酒を飲むことができませんでした。 食後少ししてから、同じ場所で、懇親会です。 懇親会では、お酒を飲むことが許されています。 みんなでビールを飲みながら、もっと楽しく話をしました。

  またまた良い天気になった二日目は、群馬県勢多郡東村にある、「富広美術館」に向かいます。 道中は、藪塚駅から東武桐生線で相老駅まで行き、わたらせ渓谷鉄道に乗り換えて神戸(ごうど)駅まで向かいます。

  残念ながら相老駅では、東武桐生線の普通電車と、わたらせ渓谷鉄道との接続が良くありません。 今回は、暑い中、４０分近く待っていました。

  わたらせ渓谷鉄道は、その名のとおり、わたらせ渓谷のある渡良瀬川に沿って走っている鉄道です。 渓谷の風景を見ながら、とても楽しい旅となります。 前の晩に遅くまで話をしていたため、ウトウトしながら乗っていました。 汽車は山の斜面を登り、トンネルを抜け、出発してから４０分ほどで、美術館の最寄駅の神戸に到着しました。 駅からは、村営バスに１０分ほど乗ります。

  富広美術館は湖の隣に建っています。 美術館に展示されている絵は、すべて、星野富広さんのお描きになった絵です。 とても素晴らしい絵と、ほんの一言書かれている言葉が、私達をとても優しい気持ちにしてくれます。 今回行くことのできなかった皆さんも、ぜひ一度、ご覧になってください。

  絵画の鑑賞の後は、美術館の隣にあるドライブインで食事をしました。 バスが一時間に一本しか無いので、ゆっくりと食べることができませんでしたが、思ったよりは美味しかったです。

  一泊二日の合宿は、終わりに近づいています。 神戸駅から、一両編成のディーゼル車に乗って、帰路に着きます。 深い緑の森を抜け、山の斜面の田んぼの脇を通り、渓谷を眺めながら、みんなで話をしながら帰ります。 みなさん、お疲れ様でした。